龍音寺は明徳元年(1390)覚翁という旅僧が当地を通りかかり、山麓に白い苔の生えた巨石を見つけた事から庵を開き、観音菩薩尊をお迎えし石雲庵と名付けたのが始まりと伝えられており、この石雲と名づけられた巨石は現在でも境内にあります。
その後永正七年(1510)に、越渓麟易禅師(?−1514)が、石雲山龍音寺として再建しました。
お寺の本尊である「聖観世音菩薩像」(市指定重要文化財)は、平安時代の作であり、沼津市で最も古い仏像の一つです。この観音様に由来する5月3日の大祭には多くの方にお参り頂いております。
山内は綺麗に整備され、また本堂には珍しい等身大の「切画観音像」双幅の額がかかげられています。客殿には九尺×十尺の大きな岩上観音像の額が奉られており、その他にも歴史・威厳のある仏画や書などが多数納められています。